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デッキチューン 枚数編
2015年4月29日今日ちょっと話題に上がったので自分の考えをまとめてみました
よくデッキリストを眺めると、このカードはどういった経緯でこの枚数投入したんだろうかと考えることがあります
おそらくその動機は人それぞれだと思います
メタを想定しての枚数、リストの綺麗さでなんとなく、実戦を重ねて、自分のプレイングや好みに合わせてなどなど
こんかいは基本的な観点から見たデッキチューン法を考えてみます
まず4積みから
4積みするカードの基準はもっとも簡単で、そのデッキのキーとなりうるパワーカード
多くの場合これらは序盤から終盤までいつキャストしても強く、かつメタの汎用性が高くサイドアウト率も低いかと思います
例は挙げるまでもないですが、アブザンであれば包囲サイ、ジェスカイであればラブルかカマキリといった感じ。
他にもスライ系のデッキにおける1~2マナ域のクリーチャー。コントロール相手にも腐ることのない火力などが該当します
もし仮にサイドアウトすることがあればそれはメタ的にふさわしくないと思うので思い切ってメインの数を減らすのも手です
・3枚入れるカード
これの基準は多くの場合、序盤から中盤にかけては必要だが終盤は弱いカードだと考えています。たとえば思考囲いなどがその例です
初手にあると心強いが消耗戦になってからトップすると土地以下の働きになってしまうことが多いのが思考囲いだと思います。よっておおくのプレイヤーは囲いを4積みすることを避けるでしょう。
他には森の女人像のようなアタッカーとなることのできないマナクリ、限定的な除去、強力だが伝説であるパーマネントなどが該当するかと
また、マナカーブ調整のために本来はそこまでカードパワーが高くないが1、2枚から3枚に増量されたようなカードが必ずどのデッキにも存在すると思います(これをやらないで3、4マナ域を増やしてしまう人はアグロに弱い傾向にあると思います)
アブザンでは荒野の後継者、ジェスカイではドラゴンの餌や道の探究者、コントロールでは予期などがその例です。
・2枚入れるカード
多くの場合マナカーブの頂点がこの枚数になると思います
アタルカやシルムガルなどは重いですがデッキのフィニッシャーとしてこの枚数であることがほとんどです
もしくは残りやすいレジェンドカードであるプレインズウォーカー。
手札で腐る、若しくは盤面で能力が重複してしまうカードなどもこの枚数になるでしょう。
限定手な除去やヘリオッドの試練のような派手なライフゲイン手段などもこの枚数になりがちです
自分の考えではよほど強力なドローソースでない限り、ドローカードはこの枚数に収めるべきと考えています
なぜならドローカードはテンポ面で後れを取りやすく、ドローでドローカードを引いてしまうと損以外の何物でもないからです。
いまは巡航というモダンイリーガルクラスのドローがあるのでコントロールはあほみたいな枚数のドローをつぎ込んでいるのが主流みたいですがあまりお勧めはしません
・一枚差しのカード
これは一番プレイヤーの好みが出る枚数だと思います
多くの場合苦手なアーキタイプにたいする限定的な対策カードだと思います(ティムールの剣歯虎、悲哀まみれ、弧状の稲妻、消去、軽蔑的な一撃など)
若しくは終盤の消耗戦にのみ強いというようなカードかと。(奔流の精霊、ウギンなど)
自分は打消しやライフソース、対コントロール用のエンドカードをメインから1枚差しすることでメインの勝率を上げることを意識しつつ、サイド後も見せたカードによってプランを変更しやすいようにしています
たとえば自分のアブザンではソリンとエレボスの鞭をそれぞれ一枚づつさしています
鞭は墓地が肥えなくてはその真価を発揮できません。またハンドに二枚たまると生物が展開でできず墓地も肥えずという事態になります
ソリンは強い相手を選びます。鞭ほど恒久的なライフゲインを後押ししてくれることはありません
どちらも強力ではありますが2枚積みするほどの汎用性はなく、むしろデッキを圧迫させてしまうことが多かったためそれぞれ一枚づつ採用することとしました
サイドプランも相手の得意不得意に合わせます
エンチャントに強い相手なら鞭は当然抜きますし、展開も除去もうまいデッキならソリンよりも軽い除去をインします
状況に応じてプランを変更しやすく、かつ一枚で展開を変えることができるのがこの枚数の真骨頂だと思います
打消しをメインで1枚差しするのは大いに効果が期待できます
もしメインで一度見せることができれば、相手はそれに合わせて消極的なプランで来ることが多くなるからです
仮に打つことができなくともサイド後増減しやすいのでより立ち回りやすくなるでしょう。
これらをふまえた上で自分のデッキをチューンしなおしてみましょう
不要なカード、入れすぎているカード、マナカーブ調整のために増量すべきカードなどいろいろあると思います
メインの枚数はサイド後のプランに大きく影響し、何を何枚見せたかで相手のサイドも大きく変わってくると思います
おしゃれな一枚差しで相手の意表を突くことができればデッキビルダー冥利に尽きると思います
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